味見

vol.40 - 2019.6.22

「ワインをボトルで頼んだ時のテースティングって味がわからなかったら

どうすればいいですか?」

 

 

先日の会食で同席の方に聞かれました。

 

 

レストラン等を利用する様々なシチュエーションのなかで

ワインをボトルオーダーした時に

大体の場合「ホストテースティング」と呼ばれる試飲があります。

ワインはボトルの中で何年も寝かされているうちに

何十本に1本かはコルクが痛んだり酸化したりして

ダメージワインになってしまうことがあるため

ゲストに状態のチェックをしてもらうのが一般的です。

 

 

まずは目で見て色目のチェックです。

赤ワインの場合は、

酸化や温度管理の悪さで茶色っぽくなっていたりしたらNGです。

次にグラスを鼻の近くに近づけて香りを軽く嗅ぎます。

コルクのダメージがワインに影響しているとカビ臭さがありますし

酸化していれば接着剤のような香りになり、これもNG。

軽く口に含んでもいいですが必ずしも必要はありません。

要は「ホストテースティング」とは

味目ではなくてワインの状態を確認する行為なわけです。

ですから、

以上のポイントが気にならなければ

「大丈夫です。」とお任せしたほうがよいですね。

 

 

また、

ワインの予算ですが自分の好きなブドウ品種や銘柄が特段ない場合は

味わいの好みや大体の予算をソムリエに告げて任せるのも手ですが

最終的な食事の予算の50~60%ぐらいが適当ですね。

ひとり1万のコースで4人の場合は

ワイン全体で2万から25千円が目安ということです。