東山ロベールデュマソムリエ / 渡邊 舞衣

「スタートラインは、どなたも同じです。ソムリエの私も20歳になりたての時は、ワインの楽しみ方がわからなかった。だからこそわかりやすい言葉、自分の言葉で、ワインをおすすめしたいんです。」と話すのは、東山ロベールデュマのソムリエ。
敷居が高いと思っていたワインの世界が、想像力豊かなソムリエの言葉で、軽やかに広がっていく。話を聞いている間にも流れたそんなワクワク感が、東山ロベールデュマで過ごす時間には常に流れている。

Campagne Identity

笑顔を大切にしたサービス

楽しみにして来てくれるお客さまに、
「ここに来てよかったな」と思ってほしい。

渡邊さんが仕事で大切にしていることはなんですか?

お客さまへの笑顔です。私たちのお店に来てくださるお客さまは、大切な日のお食事をとても楽しみにしてご来店されます。期待して扉を開けた時、あたたかい笑顔でスタッフが出迎えることで、「今日、この店を選んで本当によかったな」と感じていただきたい。お出迎えするスタッフに心からの笑顔がなければお客さまは不安になってしまいますよね。心からくつろぎ、大切な人との食事を楽しんでいただく。そのためには、笑顔がとても大切だと思います。「楽しい時間だったな」「また来たいな」そう思って帰っていただけるように、いつも笑顔を心がけています。

ワイン表現で使う言葉

わかりやすい言葉を使うだけで、
ワインの魅力は目の前に広がる。

ワインは難しいと言うお客さまも多いのでは?

難しい、と思い込むとワインはとても難しくなります。でも、わかりやすい言葉を使った説明を聞くと、ワインの魅力は目の前に広がる。時間も料理もより楽しめると思うんです。私はワインを紹介する時、味や香りが想像できる言葉をよく使います。例えば白ワインにはリンゴ系の香りが必ずありますが、そのリンゴは青リンゴなのか、蜜リンゴなのか、それとも洋ナシのような香りなのか。洋梨なら生か、それともシロップ煮なのか。そこまでイメージを広げてお話しすると、お客さまが味や香りを感じ取りやすくなり、そのワインをより深く楽しめるようになります。より深く、自然体でワインを楽しんでいただくために、どんな方でもイメージしやすい言葉を使うようにしています。

ソムリエとしての哲学

料理に合わせる、だけではなくて、
お客さまに寄り添えるソムリエでいたい。

ソムリエとして大切にしていることはありますか?

料理との相性はもちろんですが、お客さま一人ひとりの好きなものに寄り添うようなご提案をするようにしています。メインには赤ワインが合いますよ。といったような、料理とワインを合わせる提案は、多くのお店でやっていますよね。ただ、中には赤ワインが苦手な方もいらっしゃると思います。もしもソムリエが料理との相性だけを気にして赤ワインをおすすめしてしまうと、赤ワインが苦手なお客さまを困らせてしまいます。「メインには赤ワインが合いますが、赤が苦手でしたら白ワインの中でもメインに合う味わいのものもありますよ」というようなお客さまに寄り添うご提案で、ご本人が一番楽しめる形でワインを提供したいと思っています。

お店の個性

ワインの知識よりも楽しみ方を
提案できるお店に。

お客さまによって違う、
マニュアル化されていない提案なんですね。

そうですね。お客さまの表情、仕草、会話のすべてから、お一人お一人の嗜好を想像して提案しています。東山ロベールデュマではソムリエじゃないスタッフにも、ワインの試飲をしてもらいます。最初は詳しいことは分からなくても「私はこれが好きでした」と本心でオススメするとお客さまにも伝わります。知識や料理との相性だけではなく、ワインの楽しみ方をご提案している、というイメージが近いと思います。これから自分自身成長したい。という気持ちもありますが、ソムリエとしては、お客さまにおいしいワインを飲んでほしい。それが一番です。

渡邊 舞衣

東山ロベールデュマ 店長
ソムリエ

渡邊 舞衣

ワインのことをもっと知りたいという知的好奇心をきっかけに、ソムリエ資格を取得。洋食屋RYO勤務時には洋食とワインのペアリング提案を積極的に行い、現在も同グループ別店舗のカフェアルコプレーゴでのワインイベントを主催するなど、社内社外問わずワインの魅力を発信している。