育ち方と育て方

vol.150 - 2022.5.24

先日

”組織マネジメントについて” というWebセミナーに参加して

いくつかの気づきと再確認がありました。

 

ひとが仕事で成長していく過程で必要だと思うことはいくつかありますが、

自己実現を獲得出来るひとには共通点があると思います。

 

まず「向上意欲」が強いということ。

こんな世界を創りたい!

ああゆう仕事が出来るようになりたい!

あの人のようになりたい!

という成長したいという意欲があって、

この意欲が行動として色々なところに表れますね。

例えば、

何事も指示待ちではなく、自分から仕事を掴もうとする姿勢。

そういう人は

スタート時点ではスキルの差がなくても、

様々なチャンスが沢山与えられると思います。

組織には比較的ネガティブな人や、何でも否定から入る人がいますが

そういった人と対峙しても建設的に反応できる人は

全体像を見据えたうえで、ありたい姿やビジョンが具体的にある人だと思います。

 

もう一つの共通点は「素直」であるということ。

先ずは教わったことを自分のものにするように練習を重ねて、

その通りに出来るように努力が出来ること。

間違いがあったら非を認めて、反省すべきところは直ぐに出来る人。

つまり、教えたり指導する側が「育てたい」と思える人ですね。

 

そういえば、

育て方のハウツー本は沢山あるけど

「育ち方」という一人称の概念はなるほどと思いました。

「育ち方」をキーワードとすると、若い世代に限定した話ではないですね。

ステップアップして、キャリアを積んで、経験と見識が出来てくると、

それが自分の成長に対して邪魔をする時が来たりします。

自分の考えややり方が正義になってしまって

同僚や後輩などに率直に否定的な意見をされたりすると感情的に反発してしまう。

一呼吸おいて

冷静にコトの是非を判断して、自分の反省へと置き換える事が出来る人こそ

つぎのステージにいけるのだと思います。

 

私は現在まで「素直・勉強好き・プラス思考」という考えかたを

大切にしてきました。

素直な気持ちで聞く耳を持ち、新鮮な好奇心を持ってコトに向い、プラス思考であること。

 

ものごとのプロセスを大切にして

ポジティブな組織でありたいと改めて感じました。