オリジナリティ

vol.178 - 2023.4.21

久しぶりの金澤おでん。

金沢で知らない人はいない超有名な老舗店に予約をして、

観光客の長蛇の列の隅っこから

ちょっと申し訳ない気持ちで店内に入った。

 

ここは 昔ながらのおでん店だけど、

鮮魚料理も焼き鳥もすこぶる旨い。

カウンターで大将の拘りを聴いていると、

「焼き鳥の中でもシロやネギマは、一番先頭のを少し大きめにカットするんです。

そうすることで満足感があがるから。」

なるほどなーーって思いながら、お代りを注文。

 

一緒に行った飲食店を複数展開する経営者が、

「やっぱり、家族経営やオーナーシェフの店には勝てないよねー。」

って。

はたしてそうだろうか。

最初から白旗を上げてたら勝負にならないですよね。

店にはそれぞれに役割があって、

そのことを土台にして

お客様に選んで頂けるように、

いつも向上心をもって勉強して、磨き続ける事が大事ですね。

 

技術や知識を新しく身につけようと思ったら、

先ずは自分が凄いな!って思うお手本を見つけて、

マネをしてみることって 成長の近道だと思います。

 

千利休が茶道を通じて体得したと言われている、

ひとが ある道を極めるためのステップとしての考え方に

「守破離・シュハリ」という言葉があります。

「守」は、習ったことを徹底的にマネをする段階、

「破」は、守において取得した型に自分なりのアレンジを加える段階、

「離」は、オリジナルに確立していく段階を指します。

最初から ”オリジナル” ということに縛られて、

壁にぶつかって前に進めなくなってしまうひとをよく見かけるけど、

自分らしさはいったん横に置いといて、

”お手本” を徹底的に研究することから踏み出したいですね。

 

インターネットの登場以来の衝撃だといわれている、チャットGTP。

一部のCSやホームセンターでは、

値上げを検討するうえでAIを活用していると言われています。

食材ロスやシフトの最適化など、

色んな与件に対して時間のかかる仕事をAIがサポートしていく時代。

これから更にAIが進化していけば

「今年の夏の新メニューはどうする?」って聞いたり

それを参考にルセットをつくったり、

テクノロジーが店舗運営に大きく関わるようになっていく時代は目の前ですね。

でも、

あくまでも人間が目的のためにAIをコントロールして活用し、

その為に、ひとがやるべき仕事を考えて進化し続けたいですね。

 

おでん屋さんを出るときに大将の二代目がやってきて、

「これからは、AIやDXを勉強して取り入れていきたいです!」

って言ってたのがとても印象的でした。